【本音】中卒でも仕事に就けます。もちろん正社員で働けます。【実話】

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学歴「中卒」で仕事に就けず引きこもりがちの人

私は学校に馴染めず不登校になり高校を中退したので中卒。実家暮らしをしています。
「何もせず、家で引きこもってないで働きに行け!」と親に叱られ喧嘩ばかりの毎日ですが、
働き先を探すのに不安ばかりが先立ちます。中卒でも就職し正社員で働くことは出来ますか?

【この記事でわかる事】

  • 中卒でも就職は普通に出来ますが「働き口は限られる」のウソ・ホント。
  • 正社員として雇用してもらえます。でも高卒、大卒とは違うアプローチが必要。

今回は、「中卒でも仕事に就けるか、正社員として雇用してもらうことは出来るか」と言う悩みに対しての回答です。

こんにちは!ほまれです。

本題に入る前に、自己紹介をさせて下さい。実は私自身「中卒」です。実際は「高校中退」→「大検取得」→「専門学校中退」なので、「卒業証書」を貰えた「中学校」を最終学歴としています。
現在は大手小売業に務めて18年。正社員で現場の管理職を任されています。私の経験を踏まえて話を進めて行きます。

中卒でも就職は出来ますが「働き口は限られる」のウソ・ホント。

結論から言いますと、「働き口」は限られるは「ウソ」でもあり、「ホント」です。

【ウソである根拠】
・専門的な知識やスキルを身に着けている。
【ホントである根拠】
・住んでいる地域によって「企業の数」が少なく、仕事を選べない。

まず、中卒の方が「就職に対して」心配される事はこのような事だと思います。

「求人広告に学歴が高卒以上、大卒以上と書かれている」
「周囲の人と良好なつながりを保ち社会生活が送れるか」
「低賃金で働く事になり、生活していく事が出来るか」

一方で、企業側(働き口)の方が、学歴を採用条件にあげる理由はこの様なものでしょう。

「学ぶ意欲がないから中卒なのではないか」
「継続して努力することが苦手なのではないか」
「問題が生じた場合にすぐに投げ出してしまうのではないか」
中卒でも働けるのはどんな仕事?おすすめ職種6選&資格を公開!

私が高校、専門学校を中退した理由は「何か夢があって、それを実現したかった」とか「特別な家庭の事情があって」と言ったものではありません。

中学時代の「いじめ」がきっかけで不登校になり、10代の頃は「他人と集団生活を送る」と言うことに、ひどく拒否反応をしめしていたからです。

つまり、「集団生活が送れない自分」が「中卒」と言う学歴を作ったのです。

全ての企業に当てはまる事では無いと信じますが「学生生活を送り成人した人」と「不登校・引きこもり生活が長く続いた人」の2名が採用面接に来たら、双方の「10代の時の過ごし方」は判断材料の一つになることは間違いありません。

専門的な知識やスキルを身に着ける。

学歴を気にしている方には、是非「専門分野」を追求する事が後々生きてくる事を信じて、方法・内容を問わず「自分の興味がある事、自分が続けられる事」に取り組む事をおすすめします。

何故、私が就職できたかと言うと「基本情報技術者試験」を独学で取得していたからです。

この試験は「高度 IT 人材となるために必要な基本的知識・技能をもち,実践的な活用能力を身に付けた者」と認定してもらえる国家資格の一つです。

スマホは普及しておらず、インターネットがまだまだ身近では無かった頃、各企業が「社内インフラ」として、IT技術の導入を推し進めていた古い時代の話ですが、「最先端の技術を誰よりも知っていて語れて仕事に使える人」でいる事はIT業界に限らず、重宝されます。

住んでいる地域によって「企業の数」が少なく、仕事は選べない。

地方都市、田舎であると都会と比べて「企業の数」が圧倒的に少なく、職種・仕事の内容が選べないのは本当です。

私は「専門技術と知識」を武器に、出身地の新潟県柏崎市内で仕事を探しましたが、すべて学歴により、書類選考で落選。

幸いにも知人の紹介で新潟県内の「大手流通小売業のパート社員(パソコンスキルが重宝されるフルタイム。時給620円)」に就職出来ました。※2004年当時の話。

いわゆるスーパーマーケットですから、事務職とは言えパソコンに向かって作業をするばかりではなく、店頭に出て「イベントのお手伝いをする」「レジ打ちをする」「商品の案内をする」「自社クレジットカードの勧誘をする」など、自分には絶対に合わない!と思うような仕事を指示される事もありました。就職した後こそ、壁は立ちはだかります。

正社員として雇用してもらえます。でも同年齢の高卒、大卒とは違うアプローチが必要。

中卒でも正社員として雇用してもらえます。

でも、いきなり正規社員を目指すのは厳しい世界が待っています。新卒採用は「高校」「大学」
を出たての方が対象なので、未就学・無職の場合は社会経験に乏しくても、「中途採用」として扱われます。

また「中途採用」は、別の会社での実績を買われて入社するので「即戦力」が期待されますのでこちらも就職の難易度が高いです。

それでも正社員になる道はあります。

全ての企業で行われている訳ではありませんが、「社内公募」に応募すると言う方法です。

非正規雇用から正規雇用へのステップアップなので、これなら中途採用と比較して「社内の実績」を買われるのでチャレンジがしやすいはずです。

私が正社員になれたのはパートで働いてから3年後の2007年。社内中途登用に応募して筆記と面接試験で合格出来たからです。

実は「社内登用でも学歴は高卒以上」の応募要件があったのですが、当時働いていたお店の店長が「こいつ(私)は中卒だから、試験を受けさせないと言うのは、おかしいだろう」と、人事にかけあってくれました。

実績は「積み上げ」ですから、一日にして成るものではありません。
低賃金(それでも3年間で30円も時給を上げられた。)でも、あの時「生き抜く為に働く事」をがむしゃらに続けた自分と、上司はじめ同僚の支えに感謝の想いが尽きません。

あなたが、「就職せずに起業します」と考えているならば努力を続けて実現するのもありです。

しかし、いずれ「起業する」にしても、「不登校」「引きこもり」「中卒」として10代を集団生活の中に置いていない事実があるとすれば、「一度はどこかに就職して、ブランクを取り戻す」ことをおすすめします。

まとめ

と、言う事で「中卒でも仕事が出来ます。もちろん正社員で働けます。」でした。

厚生労働省の「平成25年若年者雇用実態調査の概況」によると、15~34歳までの若年労働者における正社員割合は中卒が37.5%であるのに対して高卒で57.1%、大卒で79.6%となっています。
中卒者の割合は〇%。中卒の就職率と学歴を挽回する方法5選

つまり、数字を逆に捉えると「37.5%」も「中卒で正社員」の人がいて、「大卒でも正社員ではない」人が「20.4%」いるのです。

結論:専門知識やスキルを磨き、恐れずに社会生活に飛び込む勇気があれば「中卒でも就職し、正社員として働ける」

あなたにとって、私が背中を後押しする存在になれる事を願っています。

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