
体験と経験の違いが知りたい
- 体験は、知識や技能を得るためにやる行動。
- 経験は、行動によって得た知識や技能。
記事の筆者
ほまれ
想いを込めた言葉の力が「人を救う」と信じています。
中卒→ニート→転職→鬱で3年休職。
現在は大手小売業の管理職をしています。
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「仕事・遊びを楽しく」をモットーにしたブログです。
Follow @homare117体験と経験の違い
「経験」と「体験」は自分が何かをやった結果起こった出来事を話すときに用いられます。
どちらも何かを「見聞きしたり、やったこと」ですから非常によく似ていますが、違いがあります。
体験は知識や技能を得る為にやる行動です。
体験は知識や技能を得る為にやる「行動」に重きを置くので、その本質を正確に捉える事は出来ません。
体験は一時のものが多く、他人の人生においての「再現性」が低く「信ぴょう性」が弱いものが多いです。
例えば「体験入学」は、これから通おうと思う学校の中に入り校内設備・授業風景・教師陣などを感じ取る為の行動です。
1日の体験入学だけでは、通年在学している生徒と同じ知識や技能を身に着ける事は出来ませんので、「通うかどうか」の判断材料として活用します。
経験は、行動によって得た知識や技能の事です。
「経験」は、自身の中に積み上げた「知識や技能」に重きを置く為、本質を正確に捉える事が出来ます。
また、経験は長期的に使えるものであり、「マニュアル化」する事で再現性や信ぴょう性が高まるので価値を生み続けます。
例えば長年の「職業経験」は、仕事の本質を捉えているため他者にはない強みとなります。これから始めようとしているプロジェクトに向けて自身が身に着けている知識・技能を活かすことが出来ます。
体験談と経験談の違い
体験談は「行動によってもたらされる結果」を、経験談は「行動に必要な知識や技能」を私たちに伝えてくれています。
体験談は「戦争」や「心霊現象」のように「何かの行動(行為)によって自分が身を持って感じた事」を知らない人に語る時に用いられます。
例)戦争:悲惨さと平和への願い、心霊現象:廃墟に行ったら怖い目にあった
一方で経験は「ノウハウ」や「ハウツー」など「実践する事によって得られた知識や技能」を人に語る時に用いられます。
例)ノウハウ:方法や手順に関する知識、ハウツー:ノウハウを初心者向けに簡素化したもの
つまり「同じ感覚を味わうことが出来る話」が体験談。
そして「同じ成果を再現する事が出来る話」は経験談。
結論:体験と経験の繰り返しが成長に向けた良質なスパイラルを生む
体験の積み上げが経験。経験で得た知識と技術を新たな体験の中で活用する。
この様に体験と経験を繰り返すことによって良質なスパイラルが生まれ、人は成長出来ます。
つまり、どれだけ「体験」と「経験」を繰り返して生きてきたかで、「人の大きさ・厚さ・深さ」が変わってくるのかを考えると、成功するか失敗するかは別として体験(まずやってみる)し、経験として生かす(真摯に反省する)姿勢で挑戦し続ける事が大事だと私は思います。
身をもって感じた事、再現可能な知識や技術に価値がある。

これを念頭に置くだけで、人生はガラリと変わるはずです。
まとめ
- 体験は、知識や技能を得る為にやる行動。
体験は「身を持って感じること」に重きを置く。
一時なものであり、「再現性」や「信ぴょう性」は低い。
体験談は行動によってもたらされる結果を教えてくれる。 - 経験は、行動によって得た知識や技能。
経験は「知識や技能」に重きを置く。
長期的に使えるものであり、「再現性」や「信ぴょう性」が高い。
経験は行動に必要な知識や技能を教えてくれる。
と、言う事で「体験と経験の違い | 教訓に学び、知識や技能を磨き続けるスパイラルの話」でした。
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