「かまいたちの夜」は1994年の冬にチュンソフトがスーパーファミコン専用のゲームソフトとして発表したサウンドノベル。
この「かまいたちの夜」は、ミステリー編を柱にマルチエンディング&マルチストーリーを楽しめる傑作として有名です。
今回は、【ミステリー編】のGOOD END03「一本背負い」の攻略ポイントと、クリアまでの重要分岐点と正しい選択肢を解説します。
超絶ネタバレありの記事なので、ご了承ください。
>>ちょっとネタバレな「かまいたちの夜」のストーリーまとめ記事はコチラ。
【ミステリー編の攻略ポイント】
事前情報なしにGOOD ENDを迎えることは非常に困難ですが、第1の殺人事件発生後、透を正しい選択に導けば初回プレイでも到達可能。
透の推理がはじまるまでに出てくる選択肢は、深読みせずにすべて「A」を選んでいればOK。
また、初回プレイで一定数はいるという「大阪編(ミステリー編と別物語)でのEND」も回避することもできます。
選択肢を間違えなければ、ボタン連打でもクリアできてしまいますが、「かまいたちの夜」は臨場感のある映像と音楽であじつけされた、本格的なミステリーを味わうゲーム。
腰をすえて、じっくりとストーリーを堪能して下さい。
>>ネタバレありですが、「ミステリー編の全エンディング」についてはコチラ
【GOOD END03:一本背負い | ストーリーダイジェスト】
透の迷推理と真理の名推理。
事件の真犯人を見事あてた透だったが、アリバイ工作のトリックは謎のまま。
肝心なところで推理を誤った透に、真理が真相を明らかにしていきます。
真理は美樹本が「田中」に変装していたことも暴き、髭を。。。
逆襲に出る美樹本でしたが、真理の一本背負いが華麗にキマリ投げ飛ばされて失神。
出る幕のない透は釈然としないもようですが、真理の大活躍により、事件は無事解決へと向かうのでした。
【GOOD END「一本背負い」クリアまでの重要分岐点と選択】
<重要分岐点①>犯人はいつペンションに侵入し、犯行におよんだのか?
「A.犯人は、もっと前からペンションの中に入りこんでいたんじゃないだろうか?」を選択。
登場人物の中で、事件発生時にアリバイが無かったのは俊夫ですが、真犯人は犯行をおこなうため予めペンション内に入り込んでいました。
<重要分岐点②>死体をバラバラにする方法
「A.できるわけがない。」を選択。
時間をかけずに死体をバラバラにする方法として、「バナナの手品の応用」や「室内に仕掛けがあった」と仮定するのは、物理的にも科学的にも(?)無理があるので、透の飛躍した推理は無視しましょう。
<重要分岐点③>犯人がペンション内に侵入した方法
「C.正面から入って来たが、誰にも見えなかったのだ」を選択。
誤った選択をすると判明するのですが、地下には侵入口となる場所はなく、事件発生時は施錠されていました。
また、吹雪の中で孤立しているペンション内にいる人物を、外から殺害しバラバラにすることも、物理的には不可能と、冷静に考えれば想像がつきます。
<重要分岐点④>犯人は、あなただ!
「C.犯人は当然ぼくでもなければ真理でもなく」を選択。
ここではC以外を選んでもループしてしまうので、ペンションのスタッフか宿泊客の中から犯人を当てていきます。
<犯人を指名>
「みきもと」または「たなか」を入力。
ここまでくれば、トリック、犯行動機など真相はわからなくても、登場人物の総当たりでも事件は解決に一歩近づきます。
<重要分岐⑤>犯人はペンションに侵入後、短時間で犯行を実行できたか?
「A.確かに、そんなことはできないね」を選択。
殺人と死体をバラバラにする行為を、一瞬のうちに実行することはできません。
また、物語の設定では、ペンション「シュプール」の周辺は「携帯電話の電波が届かない場所」。
美樹本はアリバイ工作として、わざとペンションから離れた場所から、「到着が遅れる」とシュプールに連絡をしています。
<重要分岐⑥>犯人は田中を殺すことができたか?
「B.田中さんを殺すことができなかったのは確かだけれど・・・・・・鈴木さんなら殺せたんじゃないかな」を選択。
透が田中を目撃したのは、夕食時の一度だけ。
帽子・コート・サングラスといった風貌だったので、バラバラで発見された死体は本当に「田中」だったと断定できないのです。
<重要分岐⑦>アリバイ工作に使われた「窓が割れるトリック」。
「A.そうだ!猫のジェニーを使ったに違いない。」を選択。
雪山のペンションですから、トリックには積もった雪を使うのが妥当なのですが、、、
何をどう間違えたのか、ペンションシュプールで飼われている猫のジェニーを、透は共犯に仕立てようとします。
ちなみに事件が発生したとき猫のジェニーは、廊下のクローゼットの中に隠れていましたね。
透は思考が行きづまり、推理を真理にバトンタッチ。そして、、、
透の迷推理に、業を煮やした真理は、「雪を使ったトリック」であったことを指摘。
さらに美樹本が田中に変装して、シュプールに侵入し犯行におよんでいたことを見破ります。
真理に「つけ髭」をむしり取られ、本性を現した美樹本は真理の腕をつかみ自由を奪い、犯人であることを自白。
そして「人質を取って逃げるか、それともお前らみんな死んでもらうか」と平然と口にする美樹本に、血の気のひいていくのを感じた透たち。
その瞬間!!
真理の一本背負いが華麗にきまりノックアウト。
あまりの急展開に戸惑う面々ですが、平静を取りもどし美樹本を拘束して事件は終息に向かいます。
【ミステリー編:GOOD END03「一本背負い」クリア画面】
真理の活躍を称賛する香山から「探偵事務所の開所」を薦められ、彼女はまんざらでもない様子。
透は、はしゃぐ真理たちを「さめた目」でみつめるほかありませんが、みな無事であったことにひとり安堵するのでした。
まとめ
以上が、かまいたちの夜【ミステリー編】GOOD END03「一本背負い」までの重要分岐点と正しい選択肢でした。
透は第1の殺人事件をおこした犯人を名推理によって特定し、真理や宿泊客たちと力をあわせて美樹本を拘束することに成功します。
シュプールのスタッフ、宿泊者たちの中で死者はでないので、大団円といえそうですが、「田中一郎」とはなにものだったのか?なぜ美樹本は犯行におよんだのか?という謎は、GOOD ENDでは明かされないので、モヤモヤしたものが残ります。
あなたのせいで死体が増えても、BAD ENDの各ルートのなかでおこる「第2、第3の殺人事件」をひもとき、真相を解き明かしてください。
本記事は、スーパーファミコン版の「かまいたちの夜」をもとに攻略記事を作成していますが、プレイステーション版への移植以降の作品「かまいたちの夜 特別編」では、後日談である「真理の探偵物語」を楽しむことができます。
透は本当に「真理の助手」になっているし、あごでこき使われています( ´艸`)
こちらも是非、挑戦してみてくださいね。