こんにちは、コンピュータゲームの中で好きなジャンルと言えば「サウンドノベル」の、ほまれです。
これまでチュンソフトの「かまいたちの夜」シリーズをはじめ、いくつものサウンドノベルをプレイしてきました。
本記事ではチュンソフトのサウンドノベルシリーズの中より、そのコンセプトから屈指の「難易度」と「好き好き」がわかれるであろう、「街~運命の交差点~」をネタバレ攻略していきます。
今回は、「オタク刑事走る!」編より最終日の10月15日を攻略します。
00:00 | 渋谷中央署
最後の爆破予告が
事件発生から5日目に入り、桂馬は正義感に燃える刑事の顔となっていた。
犯人からの最終忠告とおぼしきメールをミニパソに入力した桂馬は、1人でジェロニモのアパートに侵入することを決意する。
しかしジェロニモの部屋で桂馬は「自分の行動」は予測され、コケにされていることを思い知らされるだけだった。

パソコンや電子機器の類いばかりの生活感のないジェロニモの部屋。
桂馬は似つかわしくない「Nゲージ(ゆりかーご)」を発見するが、この時は「ただの置物」とスルーした。

ジェロニモのパソコンから手がかりが掴めないかと、模索する桂馬。
消去されていた1つのファイルを復元して開くと、画面いっぱいに「愚」の文字が。。。

桂馬は茫然自失となり床に倒れ込む。
ジェロニモの部屋での収穫は、「present.txt」という自分をコケにする「愚」の文字で埋め尽くされたファイルのみ。
06:20 | ハチ公前
桂馬の決意
身を切られるような情けなさで、ハチ公前に座りこむ桂馬まであったが、そこへ来たしおりに励まされる。
ふたりは1から事件を洗い直すことを決意して渋谷中央署の資料室に戻るのだった。
06:40 | 渋谷中央署
仕掛けれた最後の爆弾
資料室に戻り、沼さん・しおりとともに桂馬は「preset.txt」とファイル名のつけられたデータの解析を始める。
「愚」と言う文字が埋め尽くされただけと思っていたが、それにしてはファイルサイズが「440 KB」と大きい。
ファイルの詳細を見ていくと、最初と最後こそ「愚」と言う文字で埋め尽くされているが、中程には意味のわからないバイナリデータらしきものが詰まっていた。
バイナリデータは意味のあるような単語が読み取れず、一旦はゴミかと思われたが、仕掛けた相手はジェロニモのこと。必ずウラがあるはずだ。
しおりは、preset.txtから「ジェンナー」や「BCG」といったワクチンに関わりのあるキーワードが含まれていることを発見する。
しかし、ワクチンと爆弾の関連性が見いだせない3人は行き詰ってしまうのだった。
「白紙に戻して、1から考え直そう」と言うヌマさんの提案によって、桂馬は未だ解けていない「暗号文(最初にオーロラビジョンに表示されたもの)」について再び考えをめぐらせることにした。
ミニパソであの文面を入力していたとき、なにが起こっていたか、、、、、、。
桂馬はあのとき流れてきた不吉なメロディ「埋葬行進曲」のメロディを思い出した。
もう一度暗号分を眺めると、五線譜を模した様式であり、埋葬行進曲の音階で読み下すと、「審判の日曜細菌爆弾」というメッセージが浮かび上がった。
生活安全課の梶本課長に直談判に行く桂馬とヌマさん。
しかし、梶本課長は全く聞き耳を持たず、ゴロイチが犯人としてあげようとしている「ガイの逮捕を手伝え」とまで言う。
事実上の捜査停止命令だった。
失意と怒りに燃える桂馬であったが、ヌマさん、しおりと最後まで捜査を続ける意思を固め、渋谷の街で手掛かりを探すが、進展はない。
再び署の資料室にもどり、これまで爆弾ゲームが仕掛けられたゲームを振り返ると、名称はすべて「コンピュータ・ウイルスとして存在する」ことが判明。
つまり、細菌爆弾とは、コンピュータウイルスの爆弾を指していたのだ。
さらに埋葬行進曲の続きのメロディで暗号解読をすすめると「ウイルス電算機京戸線」と読みとれた。

9月から運行している「無人電車ゆりかーご」を「コンピュータウイルスによって暴走させる」ことを指していると桂馬は推測する。
その裏付けとなったのは、桂馬がジェニロニモの部屋で見た、「ゆりかーご」の模型。
【09:00 | 渋谷中央署】

午前中は、手がかりを探すため「渋谷の街」と「渋谷中央署」を行き来する桂馬。
署内では、昨晩の暴行騒ぎで拘留&釈放されたばかりの「高峰隆士」と、宝石強盗事件の一件で事情聴取を受けにきていた「牛尾政美」と遭遇する。

いずれにせよ「桂馬は殴られてしまう」のだが、、、隆士にちょっかいを出すのはやめておこう。彼の前で「父親の話」を口に出すのは危険だ。
12:50|京戸線オペレーション室
ゆりかーごの暴走を阻止せよ!
桂馬としおりは、京戸渋谷線渋谷駅のオペレーション室に出向き、ゆりかーごを停止させるように望月主任を必死に説得する。
望月主任によると、普段は乗客なしで試運転をしていた「ゆりかーご」であるが、今日は特別運転を行っており、都知事、警視総監、各界の著名人、マスコミ関係者らが乗車していた。
「ゆりかーごの運転を止めるなどといった恥はかけない」と断固として譲らない望月主任。
桂馬と望月主任の対立が平行線を辿るなか、オペレーション室に飛び込んできたのは、ゴロイチであった。
彼は「正式な令状を取ってきた」と言い、「ゆりかーごの停止せよ」と詰め寄る。
ゴロイチの有無を言わせぬ畳みかけに、望月主任はとうとう折れて「ゆりかーご停車の緊急措置」を取るのだった。
しかし、ゆりかーごは停まらない!
すでにコンピュータウイルスに感染していたのだ。
緊迫する現場で、なにか打つ手はないかと、模索する桂馬。
そして、ワクチンの名前で埋め尽くされていた「present.txt」の存在を思い出す。
桂馬はコートのポケットに入れていたフロッピーディスクを取り出すと、ゆりかーごの端末に挿入。
予想通り、「present.txt」はコンピュータ爆弾に対するワクチンであり、ウイルスの削除に成功した。
しかし、ゆりかーごは動き続け渋谷駅に向かって驀進してくる。
じっとしていられなくなった桂馬は、オペレーション室からホームへ飛び出し、ゆりかーごの停車ギリギリのラインに立ち塞がる。
「力およばなかったんだ。せめて、100人と共に、ここで殉職しよう」
しおりの静止を振り切り、至らない自分への反省と、殉職覚悟でその場を動かない桂馬。
「おい、オタク、俺も立とう」
そのとき、桂馬の隣にのっそりと立ったのは、意外にもゴロイチだった。
「同じ釜のメシ。死なば、もろともだ」
ニヤリと笑うゴロイチ。
「あ、、、、、、、」
間一髪、ゆりかーごは寸前のところでホームに静止した。
安堵する桂馬、ゴロイチ、しおり。
3人の目には光るものがあった。
13:30 | 渋谷警察署
桂馬の胸にひっかかるもの
桂馬としおりは資料室に戻るとヌマさんが笑顔で迎えてくれた。
「まだ事件は終わっていない」と釈然としない桂馬であったが、ヌマさんは桂馬の活躍を讃え、「ジェニロニモは鯨井刑事が逮捕し、やつは大筋で犯行を認めている」と告げる。
「これで終わりか、、、、、」
桂馬はコーヒー牛乳でひとり祝杯を上げた。
「桂馬クン、このお祝いはまたアトで改めてね」
しおりがやって来て、そっと声をかけた。
「え、、、、えッ、ど、どういうイミですか?」
「いった通りよ。今晩、時間あけといて」
クスッと笑って、しおりは去った。
「けふも元気だ、コーヒー牛乳がうまい!」
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初回プレイでは「ジェロニモ」の逮捕を知り幕を閉じるますが、
桂馬の悪い予感のとおり、渋谷爆弾事件は終わってはいませんでした。
桂馬を除く7人のエンディングを迎えたあと、再びこのシーンまで戻ると、、、
「桂馬が対峙する最大の爆弾事件」へのストーリーが幕を開けます。
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