今回は「かまいたちの夜」のサブストーリー【Oの喜劇編】について、エンディングまでの分岐も網羅した「超絶ネタバレあり」で攻略します。
「かまいたちの夜」は1994年の冬にチュンソフトがスーパーファミコン専用のゲームソフトとして発表したサウンドノベル。
この「かまいたちの夜」の魅力は本編のミステリー編をある程度すすめると、パラレルワールドへの扉が解放されること。
>>ちょっとネタバレな「かまいたちの夜」の全ストーリーまとめ記事はコチラ。
※本記事は、スーパーファミコン版の「かまいたちの夜」に基づいた内容です。画像も同作からキャプチャしています。
【Oの喜劇編の出現条件】
ピンクのしおりをゲットすること。
ピンクのしおりは「ミステリー編」「悪霊編」「スパイ編」「鎌井達の夜編」「雪の迷路編」の全21のエンディングをコンプリートさせる必要があります。

【Oの喜劇編 | 登場人物】
事件に巻き込まれ、迷推理を披露する。
透の同級生。ボケまくる透へのツッコミに忙しい。
真理の叔父でペンションのオーナー。田中の死体(?)第一発見者。
二郎の妻。停電発生時に意外な趣味を暴露してしまう。
大阪の社長。ミステリー編で受けた仕打ちへの憤りを、カラオケで吐露。
派手な衣装のニューハーフ。鎌井の前では「ミナコ」と名乗っている。
黒ずくめの、いかにも怪しい男。透からは「通りすがりの魚屋」と間違われる。
【Oの喜劇編 | ストーリーダイジェスト】
スキーを終えてシュプールに戻った透と真理。
小林が腕を振るった夕食を楽しんでいると、「巨大なリボン」と「赤いワンピース」を着用した異様な男(田中一郎)を発見します。
【重要分岐点と選択】
<重要分岐①ぼくは雪だるま>
「B.そんなに太ったかな」を選択。
<重要分岐②もう1回だけ滑ろう?>
「A.しょうがないな。あと一回だけだよ」を選択。
疲れてはいますが、真理の頼みならしょうがない。OKすることにした透。
<重要分岐③どの子が好みなの?>
「A.違うって!そんなつもりで見てたわけじゃ」を選択。
2階から降りてきたOL三人組を見つめる透に、真理はちょっとヤキモチを焼いている様子。
そこへ、小林が夕食の準備が出来たことを告げに現れて一行は食堂へと移動。
ミステリー編とは違った雰囲気の「田中一郎」をキーパーソンに、爆笑必至の喜劇が幕をあけます。
【Oの喜劇編:本編】
真理とテーブルを囲み、夕食を楽しんでいる透の目に、「ひどい姿の男」が飛び込んできます。
場をもち直そうとボケる透ですが、真理はつい疑念を口に出してしまいます。
怒った田中に対し素直に謝る真理と、彼女の成長を透は暖かく見守ります。
次々と運ばれてくる料理の数々に舌鼓みをうつふたりは、メインのステーキが「なんの肉」なのか気になる様子。
スタッフの「みどり」に訪ねても、口を濁し立ち去ってしまうのでした。

この分岐はエンディングに影響はありませんが、
- 「A.おいしい事に変わりはないのだから・・・・・」を選ぶと、香山誠一がミステリー編で受けた体験をもとに作詞された「カラオケ」が歌えます。
一方で、
- 「B.何としてもこの肉の正体を突き止めてやろう・・・・・」を選ぶと、地下室で行われている肉の解体現場を目撃することが出来ます。
食後は三々五々となるので透と真理は談話室へ向かい、田中は化粧直しのため自室へ戻ります。
その時、突然の停電!!
小林が妻の今日子にたいして「ロウソクを持って来てくれ」と頼むと、彼女は意外な趣味を暴露してしまう。
机に置かれたロウソクに照らされた一同は、怪談話をしながら場をつないでいると、二階から男とも女ともとれない悲鳴が聞こえました。
ロウソクを手に二階へ上がった小林と透が、田中の様子をうかがいに室内へ入と、ベッドに横たわる彼女の姿を発見。
田中は、何者かに殺された。
透は事件を解決するべく、全員を談話室に集め迷推理をはじめます。
【Oの喜劇編:エピローグ】
談話室にもどると、全身黒ずくめにスキーマスクの姿で包丁を持った怪しい人物を発見。
ところが透は明晰な頭脳をフルに使い、「彼は通りすがりの魚屋」で、「事件とは無関係」であると断定します。
とうとう業を煮やした「怪しい男(鎌井達郎)」は、自分が犯人であり、台所から持ってきた包丁で田中を刺したことを自白。
犯行の動機は、「ミナコ(田中)との愛情のもつれ」。
なんの活躍も見せぬまま「犯人の自白」によって解決した悲しい事件に、透は「Oの悲劇」と命名。
その時、2階から「死んだはずの田中」が。。。
ミナコによると、暗闇で誰かにぶつかりベッドに頭を打って気絶しただけだったとのこと。
さらに包丁はバッグを刺しており、血については小林が鶏をしめているときに付着していたものであることも判明。
健在のミナコに喜びで溢れる鎌井は、彼女のもとへ駆け寄る。
その後の展開を察した面々が鎌井とミナコから目を背けるなか、ペンション内にこだます「トイレのつまりを直すラバーカップのような音」を聞き、透は「Oの喜劇」に改名しなければ、、、と反省するのでした。